「死んでもいい」

ときどき、手術を受ける患者様で、「死んでもいいから手術してくれ」とおっしゃる方がいます。
たいてい、手術になる疾患はもとより、合併している心臓疾患や呼吸器疾患が重く、手術中に致死的なイベントが起きる可能性がありそうな患者様であることが多いです。

外科の先生は「患者には死ぬかもしれないって話してあります。同意書ももらっています。問題ないですよね。」って言うんですが、本当に問題ないと思います??

死んでしまうような人に手術を勧めるってどういうことなんでしょう。

私は自分がかかわった手術で患者様が死んでしまうのはいやです。
それは、私が訴えられるから、ではなく、そういう人に手術が最善の治療だと思えないからです。

今日のTVで「どんな重症患者も断らない医師」が「スーパードクター」として紹介されていましたが、そのお医者さんはよくても、その医療にかかわるほかの医療者はどうなのでしょうか?
もちろん、うまくいってもらえたらもちろんいいけど、やはり人は結果が悪いと誰かのせいにしたくなるものです。本人が死んでもいい、と言っていても、家族も同じ気持ちとは限りません。

聞いた話では、訴訟になるとどこからともなく「親戚」が現れて、「手術のせいだ、麻酔のせいだ」と騒ぐものだ、といいます。そういう人は同意書を作成したときには呼ばれていない親戚であることがほとんどです。

こういうとき、みんなどうしているのでしょうか?
by runa123 | 2006-03-19 00:29 | お仕事


女性麻酔科医るなの日々思うことなど・・・


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