KY

って、なんのことだかしってます??
先日某テレビを見て知ったんですが、最近の若者言葉で「空気(K)がよめない(Y)」とか「空気(K)をよめよ(Y)」という意味らしいです。
使用例:
「○○ってKY君だよねー。」=「○○って空気読めないよねー。」

最近思うのだけど、今の世の中ってこの「KY」がとっても重要じゃない?
前にずっと見たかった「プラダを着た悪魔」のDVDを借りて夜中、姫様が寝静まってから見たんですが、それのテーマもある意味、「KY」だったような。ほら、主人公が勤めたファッション業界の雑誌社でぶーたれていたらそこの先輩スタイリストに「あんたの職に付きたい子はたくさんいるのよ。恵まれてるのになにをぶーたれてるの?一生懸命本当にやってるの?」ってつっこんでた。それで主人公ははっと気づいて職場にぶーたれるのをやめて、職場で受け入れられるように努力しはじめて、だんだん認められていく。
今やってる松潤の「バンビーノ!」っていうイタリア料理店で下積みする青年のドラマでも主人公の松潤が先輩に「あんた、やることやってんの?」ってしかられて発奮して自分の仕えてる先輩が何を望んでいるかを考えて行動するようになってちょっと認められるっていうシーンがあった。

ニートとかフリーターとか働くことにうまく入っていけない若者が今増えているけど、彼らはやっぱり「KY」君、「KY」ちゃんなんじゃないだろうか。
自分のやりたいことがみつからない、って目の前の仕事の文句ばかり言ってやらない。
ちょっとしかられると辞めてしまう。本人は一生懸命やってるというけど、まわりからは空まわってるとしか思えない。そういうひと、いるよね。そして自分にもそういうところ、あるし。

空気を読むって周りの人が今何を欲しているかを考えて行動するってこと。
やっぱり人と人が一緒に仕事をするには、そういう配慮が必要だと思う。
例えば私たちの領域でいうと麻酔の導入のアシスタントをするとき、リーダーは麻酔を担当する医師。アシスタントはその人がして欲しいことをするし、リーダーが若い医師の場合、その人をうまく次の作業へアシストするのが役割。この息を合わせるのが結構難しい。でもうまくいくととってもいいリズムができて、全体の仕事が流れるように進むし、失敗も少ない。
したっぱのころもKYは重要だけど、今くらいになって若い人を教えるようになってもやっぱり、KYは大切だと思う。

空気読むということはある意味「他人を思いやる」っていうことなのかも。

流れが悪くなってるときってやっぱり自分でも周りの空気が読めてないってところがあるし、読めてないから物事の優先順位をつけ間違ったり、失敗したりする。いつも周りの空気、自分の空気に敏感に頭を回転させてやっていけたらいいな。
by runa123 | 2007-05-08 12:41 | About me


女性麻酔科医るなの日々思うことなど・・・


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