2007年 08月 22日 ( 2 )

女性勤務医の育児サポートに関する実態調査

とりあえず魚拓(m3.comより)



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女性勤務医の育児サポートに関する実態調査 出産・育児への支援の重要性浮き彫りに 休職理由「働く必要なし」も 07/08/22
記事:Japan Medicine
提供:じほう
ID:661506


 水田祥代・九州大病院長らのグループが行った「女性医師の勤務に際しての育児サポートの状況に関する実態調査」がこのほどまとまった。女性医師1800人に、勤務の実態や出産・育児支援に対する考え方を聞いた。それによると、医療に現在携わらない理由の多くは出産や子育てで、女性医師が働き続けられる職場環境の整備の必要性をあらためて裏付けた。ただ、そうした一方で女性医師の多くは医療活動を再開する予定がないことも浮き彫りとなり、「働く必要がない」「他の職業に就いている」という人も少なくないことが分かった。

 調査したのは全国医学部長病院長会議・女性医師の労働・環境問題に関する検討ワーキンググループ。
  医学部を卒業してから5、10、15、20、25年目の女性医師1808人へのアンケートを集計した。調査票の配布数が不明のため回答率は出していない。
  設問は女性医師の勤務体制、出産・育児のサポート体制、出産・育児中の医学知識・技術の維持-に分けた。
  集計は開設主体別、地域別、年代別に行った。年代別集計に絞って内容をみると、非常勤や休職している理由に「育児」や「家庭生活との両立のため」を挙げた医師が多く、30歳以下で42%、31歳以上になるとすべての年齢区分で6割以上を占めた。
  31-50歳を5歳刻みで区分しており、36-40歳になると家庭との両立(44%)を挙げる人が育児(25%)を上回る。51歳以上になると、育児は5%と少ないものの、家庭との両立を合わせると64%が常勤で勤務できない理由に挙げていた。
  非常勤や休職をしている期間は、年代が上がるにしたがって「5年以上」と答える割合が増える。31-35歳では13%だが、36-40歳で33%、41-45歳では58%と半数を超え、51歳以上では82%に達している。
  さらに、今後の予定についても、30歳以下で20%が「5年以上非常勤・休職の状態を続ける」と回答。31歳以上になるとその割合が増え、41-45歳で68%、51歳以上では76%に達していた。
  医療にほとんど携わっていない理由については、45歳以下では51-80%の人が「妊婦・出産・子育てのため」を挙げ、46歳以上になると「介護のため」が増える。医師と結婚した人が8割前後と多い影響からか、「働く必要がない」が41-45歳で15%と二けたを超え、46-50歳が20%、51歳以上になると37%が診療に従事しない理由に挙げていた。  医療現場から離れている理由としてはそのほか、「他の職業についている」も目立ち、36-40歳で14%、51歳以上では37%だった。

「復帰したい」は少数派?

 医師不足対策では、女性医師の復職を支援するための研修がクローズアップされ、今回調査では「医療現場から遠ざかり医療を行う自信がない」という質問も設定した。ただ、それを復帰しない理由に挙げた医師は少数派で、上位2位が13%(51歳以上)、9%(36-40歳)にとどまった。特に46-50歳では0%だった。
  そのほか医療を再開する予定についても、年齢が上昇するとともに「予定がない」の割合が増えている。31歳以上の区分では、いずれも半数以上、特に41-45歳、46-50歳では80%が復帰する考えがないこともわかった。
  仕事と育児を両立させるために必要な条件としては、「配偶者の意識」が全年齢区分で13-14%でトップ。そのほか「自分の意志」や「上司の理解」「同僚の理解」も10数%で上位に挙げられた。物理的な支援では、保育園、託児所への期待が強いこともあらためて裏付けられた。
  回答者の現状については40歳までは大学病院で勤務する人が多く、41歳以上になると開業が増加している。診療科はすべての年代で内科・精神科が30-37%と多かった。




Copyright (C) 2007 株式会社じほう

太字は私が勝手につけました。


うーむ。実際だんなも同業なんで、だんなが元気に働いているおかげで私はこうやって院生なんかできるんだよなあ。。。。
フルタイムに復帰しても収入面ではあまり変わらないし、dutyは増えるし、じゃあ、非常勤でしばらく・・・ってやってるうちに、「働く必要ない」になっちゃうのかなあ。。。。

考えさせられます。まじで。
by runa123 | 2007-08-22 21:49 | お仕事

コメントありがとうございました

どうしてこうなのか

自己TBです。
思いがけず多くのコメントを頂き、ありがとうございました。
自分が日記を書いた時点から大分日にちがたち、コメント欄が長くなるにつれ、徐々にコメントを頂く内容が日記で私が伝えたかった内容から変化している感があったので自己TBという形でレスをつけさせていただこうと思います。

麻酔科をスーパーローテで回っていたかの研修医くんですが、本人は普通の子で話をしていてもおっとりした別段感じの悪い青年ではありませんでした。大学でも何人もスーパーローテーターを見ましたが、もっと困った感じの方もいらっしゃいました。
だからある意味、彼の台詞というのは彼の世代を代表した意見かなと思い、話題に取り上げました。

ちょっと私も感情的になってしまいましたが、確かに彼が彼自身の人生を考える上で、
「この制度だと学生気質が抜けないな」と思ったり、「競争を避けたい」と思ったり、「土日に呼ばれるのはイヤだな。」と思ったりするのは彼の自由だし、そういう気持ちが私に全然ないかといわれればあると思います。たぶん世の中の社会人の多くは「もっと楽でお金がもうかって安定してて、やりがいがある仕事がいいなー。」って思ってると思います。だから彼は正論を言ってるのかもしれませんね。

ただ、私はなんとなく「研修医」にちょっと青い期待を抱いていて、子持ちで10年目の自分にはもてない何でも経験したい、すごくいい医者になりたい、っていうような若々しい意欲が見られないことになんとなく落胆してしまった、ということで。彼は彼なりにがんばってるのかもしれませんけどね。

66さまや一般人さまご指摘のとおり、今まで医師が話題にしてこなかった「勤務状態の異常さ」を「慣例」としてこれからも続けて行くことは確かに「違法」だし、それをこれからの人たちに押し付けることも間違っているのだと思います。
その一方でらんちゅうさまがコメントしてくださったように、患者側の視点に立てば土日でも病気にはなるし、そういうときに長時間勤務は違法だから医師が患者を診られない、と断ることは現実的にもそして医師の心情的にもできないことだと思います。そして医師は自らの診療技術を研鑽するためにはやはり日々時間をかけて患者の診療に従事すること以外に道はないのも事実です。
その狭間で現場の医師はみな、迷い、悩み、苦しみながらも、「やりがいのある自分の仕事」のため、そして「一人でも多くの人の役に立ちたい」、という思いを胸にがんばっていると思います。もちろん研修医も含めて。

現行の臨牀研修制度を実際に経験されたできすとらんさまが貴重なコメントをしてくださいました。
ストレート入局を希望している人にはこの制度の義務化は苦痛以外のなにものでもないケースも多々あるとのこと。私のように外野から物を言ってるのと違い、現場の本人たちはさぞかし苦悩しているのでしょうね。そんななかでも自分にとってやりがいのある科(麻酔科!)を見つけて歩き始めたできすとらんさまは、これからのスーパーローテ世代の研修医たちに親身になって指導できますね。がんばってください。

今の時代はいろんな意味で、日本という国のあり方も、そして医療制度も変化の時を迎えているのでしょうね。医療崩壊が叫ばれていますが、現場を生きるわれわれが今の医療の抱えている問題点を意識しつつ、「困っている誰かの役に立てるように」という初心を忘れず、腐らずに、よりよい世の中を作って行こうとしなければなりませんね。

私も今は週一回の麻酔のアルバイトですが、その短い時間を通して、出会う患者さんのために、少しでも安全で快適な麻酔を提供できるように、これからも研鑽し続けて行きたいと思っています。そして一緒に働く研修医さんたちの「研修」に少しでも自分の少ない知識や知恵を分けていけたらいいなと思います。
ともに学び、ともに成長していけるように。

「るな」は麻酔科医の代表でも医者の代表でもありません。
ただ、一人の迷える30代女性です。
迷いながら生きる道を今日も探しています。
これからもどうぞ、るなとこのブログをよろしくお願いします。
by runa123 | 2007-08-22 21:28 | お仕事


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