カテゴリ:お仕事( 189 )

日本産科麻酔学会!

日本産科麻酔学会

こんな素敵なHPができたんですね!知りませんでした。
麻酔科のみなさん知ってました??
麻酔科学会HPにも宣伝されてなかったような。(私が知らないだけかも。)

とてもきれいなのでつい?入会申請しちゃいました。
興味のある皆さんもぜひ。
by runa123 | 2010-04-26 01:30 | お仕事

Priceless

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あたらしいシニアレジデントと当直をするようになって聞かれるのは「どうして先生はこの病院を選んだのですか?」

私の若いころは(うわーーーおばさんくさ!)医局派遣で動くのが常識だったからこういう質問はなかなかでなかったけれど、今は自分で自分の勤務先を選んでいく時代なのだなあ・・・

私の場合は夫の転勤でたまたま一緒に異動してきたのだけど、この病院に就職して本当によかったな、と思っています。

一つには麻酔科医がたくさんいること。ドタキャンがあるかもしれないママ女医にとって、「万が一の場合には休める」という環境は大切です。子供の病気は1日じゃ回復しないこともあるので1日、二日休んでも大丈夫なくらい人数がいるということは実際は休まないけれど、気持ちの面でゆとりができます。それに・・・・当直明けが休めるんです!!!こんな病院他に見たことありません。当直で24時間戦えるのは明けがあるから・・と思っています。

もうひとつはやはり良好な人間関係。
これについては偶然来た職場とはいえ、大勢の人がいるのに、どの人もみな人間として素晴らしく、麻酔科医としても優秀で、一緒に働いてて楽しいです。若い先生たちも勉強熱心で刺激になります。女医さん、ママ女医さんにも公平で温かく、大事な人材として大切にしてもらっています。ひとえに部長の先生のお人柄かなあ、と思います。
人間関係ってポジティブフィードバックがかかるというか、良い関係がどんどん良い関係を生んでいく気がします。逆に回転するとひどいことになりますが。

待遇面でもっといい職場はあるのかもしれませんが、上記の2点はお金じゃ買えない価値のあるものと思っています。
by runa123 | 2010-04-16 06:00 | お仕事

mission statement

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医学ブログの1桁ランキングのjasminjoyさんの真似っ子をして・・・・
恥ずかしながらカツマーの私もmission statementを載せてみようかな。

1) 麻酔科医として手術を受ける患者さんに安心して安全な麻酔を受けていただき、なおかつ術後も痛みや合併症などがない、質の高いサービスを提供する。

自分が麻酔をする、というだけでなく、麻酔について不安を抱えている術前の患者さんに、丁寧に麻酔について、術後の鎮痛について、説明して安心していただくのも大事だと思っています。

以前3回くらい手術を受けた経験のある患者さんに看護学生さんがついてきて一緒に麻酔の術前診察を受けに来ました。外来で全身麻酔や気管挿管、硬膜外麻酔について説明すると、患者さんは「今まで3回受けたけど、一度もこんなに丁寧に説明されたことはなかった。手術をしている間も麻酔科の先生がずっといてくれたなんて!」と驚かれ、
「お世話になりました。今度もどうぞよろしくお願いします」とおっしゃられました。

麻酔科医という縁の下の力持ちの存在をもっと知っていただくこともミッションのひとつですね!

2)後進の指導を通じて広く質の高い麻酔を世の中に提供する。

医師免許をとってもう14年目になります。自分でもびっくり。

この年になると自分で麻酔するというより、後輩の指導をすることのほうが多くなります。
自分ひとりがよい麻酔をしても、自分が担当できる患者さんは限られています。
自分が誰かを指導して、その人が私から何かしら学ぶことができたら、その人が麻酔する人もメリットを受けるわけです。
だから後進の指導は一生懸命やりたいと思います。

でも最近はみな1年もするとすっかり私のできることなど何でもできてしまうようになって、あっという間に羽ばたいていってしまうのですけど。

麻酔を専門的に勉強する人だけでなく、数カ月しか回ってこない初期研修医の人にも、「麻酔科でruna先生に教えてもらったことが役立った!」と思ってもらえるように教えられたらなあと思います。

3)働く女性を支援し、家庭やプライベートを大事にしながら一線で働き続けられるような環境作りに貢献する。

私がこうして4月からフルタイムになれたのも、自分ひとりの力ではできませんでした。
娘を預かってくれる保育園、当直の夜にお世話してくれる夫、夫婦ともに迎えにいけない日に迎えてくれる母。そのほかにも市の託児施設やファミリーサポートも。

さらにはやっぱり職場の環境。
働くママ女医さんを大切にし、そのスキルをちゃんと公平に評価してくれる職場。
子供のことで休んだり早引けしても決して意地悪したりしない職場。
産休だけでなく育休もいろんな形で取れる職場。

そういう環境が私に「働こう!」という気持ちを起こさせてくれました。

将来は、ACLSやTEEの講習会のような「勉強のチャンス」もママ女医さんにも与えられるように、託児所の整備なども微力ながら働きかけていきたいです。

でもきっと、一番私を支えてくれるのは「大きくなったら私も病院に行ってお仕事をするの!」といってくれる娘かもしれません。体が丈夫でぜんぜんお休みもせず、元気に毎日保育園に通ってくれました。


書いてしまったからには有言実行しなくては!

今日も、明日も、あさっても、笑顔でがんばりたいです!
by runa123 | 2010-04-02 22:37 | お仕事

JB-POTに挑戦!

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先ほど投稿に失敗し、書いた記事が消えてしまいました・・・orz

3月6日、7日は寒かったですね・・・
風邪気味だったので終始睡眠学習に徹していました。爆

その中でもついつい目を開けて聞いてしまう講義も。
1日目の東大検査部の竹中先生の左室収縮能。音声明瞭でわかりやすく、基本的なことから様々な文献の紹介まで思わず聞き入ってしまう感じでした。大学の名物講師の講義、という感じ。

続く慶応大学の加藤先生は右室機能をこれまた音声明瞭で画像も見やすくわかりやすく説明していただけました。資料との対応も完ぺきで受講者にはうれしいかぎり。

2日目は1日目に疲れすぎて早々とダウンしていたので案外覚醒状態が良好でした。爆爆
M弁、A弁の講義、ともに大変わかりやすかったです。

旭川の笹川先生の門外不出のお絵かき、ぜひ試験の時までにうまく描けるように練習したいです。笑
そして、東大の蜷川先生の講義はあの、びっくりなバルサルバ洞が忘れられません・・・夢に出そう。

いつも爆睡の先天性心疾患も、昨年JB-POT合格者の前田先生の講義が大変面白く、勉強になりました。なにより、小児循環器というプロでありながらさらに試験を受けようという志に感服。

そしてタイトルのJB-POTに挑戦、ですが・・・・

結果は・・・・

画像11/19 筆記 22/30

すっかり忘れていると思ったけれど、以前よりずっと筆記は結果がよかったのであの勉強も全く無駄ではなかったのね・・・
しかし画像は前回と同じ??6割弱・・・・
やっぱり画像強化しないとです。

がんばろ。
by runa123 | 2010-03-12 04:18 | お仕事

講習会ですね

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TEEの講習会ですね。
すっかりJB-POTの勉強から遠ざかってしまいましたが、これをチャンスにもう一回気をひきしめなければ。

でも、風邪をひいてしまいゲホゲホ。明日はマスク着用でがんばりましゅ。

お会いできる先生もいるかな・・・・
by runa123 | 2010-03-05 18:50 | お仕事

女子マネドラを読みながら考えたこと

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先日ご紹介したマネドラですが、
前にいた職場が(当時)うまくまわってないなーと感じることが多くあり、そのことを考えながら読み直しています。

企業が麻酔科だとすると、顧客はだれか? 患者さん、そして麻酔科の医局員、外科医、エトセトラ。

麻酔科の事業は「患者さんに安心安全な麻酔を提供すること。麻酔科医を育てること。オペ室を効率よく運営すること」でしょう。

前の職場で完全にだめだったと思うことは「顧客の現実、欲求、価値はなにか」を考えていないところ。
1)患者さんが今、何を必要として求めているのか、2)麻酔科の医局員が今、何に価値を置いているのか、3)オペ室を利用する外科医、経営する病院が何をもとめているのか、
それらの中でマーケティングしてたのは3)>>1)>>2)

結局麻酔科の医局員離れが食い止められなかったのもそのせいでしょう。

マネドラの中の「働きがい」のところでも、非常に重要なことが書かれてた。
働きがいには1)生産的な仕事、2)フィードバック、3)継続学習が必要と。

これがよく出来てる病院の研修医は生き生きしているし、メキメキ能力を上げてると思う。


人を生かす」ということがマネジメントの中で特に強調されているが、これほど難しいことはないだろう。でもこれができている組織はやっぱり生き生きとしていて「勝ち組」になってる、そう思う。

「人は資産」まさに人手不足の叫ばれる医療業界ではその言葉通り。でも実際に「人を生かそう」と頭を回転させている教授や医局長がどれだけいるだろうか?

大事なことはペーパーの数とか、バイトの割り振りとか、そういうことじゃないってことに気付かないといけない・・・とおもいますた。
by runa123 | 2010-02-15 02:19 | お仕事

PALS,ACLSの講習会に託児所を!!!!

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以前から思っていたことですが、週末二日間の講習会というのは結構あります。
なかでもPALS,ACLSの講習会はかなりの長時間拘束されます。(TEEの講習会もね!)
PALSは小児科の先生、ACLSは麻酔科だけでなく、内科の先生方も多く受講されます。
そこで!

「PALS、ACLSの講習会にぜひとも託児所を併設してほしい!!!!!」

これを訴えたい。

私は夫に二日間見てもらいました。PALSであったインストの先生はお母さんに預けていました。
でも、預け先の見つからない人はどうしているんでしょうか?
泣く泣く諦めている??

ACLSなどは各学会が受講を義務付けているのですから、資格が必要な人が受けやすくなるように環境整備するべきです。

まずは、所属先のACLS協会に働きかけてみようと思います。
by runa123 | 2010-02-03 09:45 | お仕事

ABCって・・・

マスイカノABCDトハ - ハーバードER留学記

麻酔科医のABCDEといえば、

A: Airway

B: Break

C: Coffee

D: Doughnut (ドーナッツ)

E: Extubation



ううむ、あながち間違いではない・・・爆爆爆
by runa123 | 2010-01-29 01:48 | お仕事

ママ女医必読!

vol 20 女性医師と医師不足 (2) - MRIC by 医療ガバナンス学会

知り合いに紹介してもらった文章です。
横浜市大学附属病院神経内科 教授
鈴木ゆめ
2010年1月23日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp


 1月12日付「女性医師と医師不足」の題で書かせていただきました。自分で言うのも何ですが、すっきりした文章だったと思います。裏を話すと実はこの文、大手の新聞記者さんにブラッシュアップしてもらっているのです。掲載予定だったのですが、最終的に蹴られました。今日は、さきの文章を書いたわけと、蹴られた理由をこっそりお教えします。

 私が書いた文章の中でもっとも言いたかったのは、フルタイムで働く女性にとって、喫緊の課題は、「家事」であるという、ちっとも高尚ではないことです。育児も一大事業ではありますが、終わりがあります。家事は育児が終了しても、営々と続きます。これは女性医師だけでなく、夫婦二人がフルタイムで働こうとするならば、誰にとっても同じことです。半々にしたところで、決してフルで働きながらできることではありません。「専業主婦」という言葉があるとおり、プロがやっても終わりのない仕事です。

 もう一つ、特に子どもがいる場合、食事は待ったなし。残業を終えて、買い物をして帰り、料理をしてさて食事となると、一体、我々一家の夕食は何時になることでしょう。時間という物理的制約にも追われることになります。さらに当直に当たらない貴重な休日、なにをするでしょう。もちろん、掃除をしなければ。たまった洗濯も。夫婦二人半分ずつやったとしても、これもなかなかです。
 この泣き言に対して、大手新聞社の「担当がかなり難色を示しています。内容が問題なのではなく、医学部教授ともなれば社会的な成功者であり、その方が「お手伝いさん」云々と仰ると、読者から強烈な反発がくるようなことを言っています。そうではない、医療崩壊にもつながる大事な話なんだと説得しましたが、どうもだめです。」と言うような理由で、前回掲載をいただいた記事は長い時間塩漬けになったあげく、あえなくボツになりました。ブラッシュアップしてくださった親切な記者さんの抵抗にも関わらず。

 さて、では泣き言いわずにこういった家庭のことをアウトソーシングするとして、現状、いったいいくらかかるか、そうやっているスタッフに聞いたところ、掃除は1回2時間で2万円。家事は別のところに頼むわけですが、時給は3000-5000円。1日2時間1日おきの作り置きをしてもらうとして、週3回3万円。あわせると週に5万円ですから、清潔な家で、満足な時間に食事をしようとすると、月に20万円かかります。子どもを預けるのに、運良くいいところが見つかったとしても、月5-6万円、2人いれば10万円。私のいる大学病院では保育所の開店は朝8時ですが、朝8時のカンファランスに出るには7時から預かってくれるところでなければなりません。外科医であれば、8時半おろしとして、その前にカンファランスがあるでしょうから、7時預かりでもぎりぎりでしょう。この始まりを遅くすると、外来や病棟業務に響いてくることは皆さんご承知。
共稼ぎをするというのは体力だけでなく、財力もいるというわけです。

 女性が仕事をやめる理由、育児と家事です。なぜ女性だけがこれをやらなければならないのか。男性も育児休業を取る世の中です。得意な方がやればいいのでしょうね。あるいは、まっぷたつに割って。専業主婦(夫)のいるご家庭はこんなケチな話とは無縁でしょうが。

 前回の文章を読んでいただくとお分かりのとおり、フルタイムで働きたい人にとって、家事は毎日の一大事業であり、これを軽視するところが家事に対する、ひいてはこれをやってきた女性にたいする尊重の足りなさにつながるのです。

 さて、内閣府は男女共同参画運動を支援してきており、育児休業も法制化されました。そもそも男女共同参画とは男女が等しく社会に共同参画することで、そのために必要なことがたくさんあるというわけですが、いずれも女性が社会に出て働きやすくするためのものと考えました。だから、育児休暇もとりやすいように法でバックアップするというわけです。しかし、業界は医師不足、社会は不景気、私はこの現状下、内閣府が女性を働かせようとしているのか、休ませようとしているのかわからなくなりました。女性も男性も働ける人には働きやすく、また、休みたい人には休みやすくするというのが普通の考えだと思うのですが、それでは、炊事洗濯掃除といった家事全般をどのように位置づけているのかと思うと、これは単に家庭の中で処理すべきことであって、外に出すような問題ではないことのようでありました。そのために、大手新聞社の女性担当者に、あんたのようなえらい立場の人が家事を他人にさせるなどと言ったら、読者一般が許さないといって、怒られてしまうのでしょうが。しかし、ここで、どんなに情けないと思われても本音を明かしましょう。 

 第一に私は偉くない。第二に私は正直だ。正直言って、家事は大変だ。第三に家事をなめるやつの気が知れない。第四に、私は器用ではない。働きながら家事を半分でもこなして、時間には子どもに満足な食事をさせ、しかも職場で立派に仕事もこなすなど、できない。第五に、私は悩むタイプだ。命を私の手にゆだねる人にどんな顔して、では途中ですがお先に失礼といえるだろう。しかし、児泣くらむ、それその祖母も我を待つらむぞ、心配顔。ジレンマだ。

 それではどうやって、不器用な私が今まで20数年常勤でやってきたか、苦労話をいたしましょうといいたいところですが、ざっと20年はかかってしまうのでやめておきます。しかし、私の踏んだ轍は若い女性には踏ませない。私の無理や悔いを無駄にせず、いろいろな立場の女性が、いろいろな分野で働いて、日本に力を与えること、これをわずかでも実現するために、私は前回の文章を書きました。大手新聞社には蹴られましたが、私の文章を直し、中で戦ってくれた記者さんには本当に感謝しています。そして、掲載を許してくださったMRIC編集部にも深謝いたします。



太字は私が勝手につけました。私と友人がもっとも心を動かされた箇所です。

この文章にもある元の文章も読みましたが、それよりもこちらの文章のほうが、鈴木ゆめ先生が本当に伝えたかったことが書いてある気がします。(1月12日のほうにも飛べるようにしてあります)

まず思ったことは「そうなの、そうなのよ!仕事が終わっても私たちは解放されないし、私たちの不在の間にも家族は私たちを必要として待ってるのよ!」ということと、「働きたいからといって家事や育児やその他すべてを犠牲にしていいって思ってないのよ!!」ってこと。

仕事したい、家庭も大事にしたい、そのはざまで苦しみ、多くの優秀な女性医師が現場を離れていると思います。これは大変な社会の損失です。

それに対し、自分の歩んできた道を話して後輩への道を開きたい、と思っている鈴木先生に対して、「教授である鈴木先生がお手伝いさんを雇うとか書くと反発がある」という大手新聞の姿勢は何でしょうか。大切なことを伝えるのがメディアでは?読者からのクレームを心配するのが先でしょうか。(おそらく書き手の鈴木先生へのバッシングを危惧してのことでしょうが・・・)

それでも、「第一に私は偉くない。第二に私は正直だ。正直言って、家事は大変だ。第三に家事をなめるやつの気が知れない。第四に、私は器用ではない。働きながら家事を半分でもこなして、時間には子どもに満足な食事をさせ、しかも職場で立派に仕事もこなすなど、できない。第五に、私は悩むタイプだ。命を私の手にゆだねる人にどんな顔して、では途中ですがお先に失礼といえるだろう。しかし、児泣くらむ、それその祖母も我を待つらむぞ、心配顔。ジレンマだ。」と書いた先生に感動しました。

これこそ、ママ女医さんが抱える悩みを余すところなく伝える言葉ではないでしょうか。

その中で、20年間、仕事と家庭を両立し、フルタイムで一線を歩いて教授職にもなった、鈴木先生が情報を発信することで世の中を変える力が生れると思います。

微力ながら、この素晴らしい文章を悩めるママ女医さん、そしていつかママ女医さんになる若い女性、そしてママ女医を支える「女医夫」たちへ伝えたいと思い、アップしました。

皆さんのご意見、広くお待ちしています!!
by runa123 | 2010-01-29 01:30 | お仕事

PALS

人気ブログランキングへよろしければ、クリックお願いします。16,17日の土日は大井競馬場近くでPALSを受講してきました。
去年の目標の一つです。

今の病院は小児症例は少なく、実際小児の救急現場に立ち会うことは少ないと思うのですが、産科麻酔の勉強もしているのでついでに、とPALS受講を決めました。

PALSは小児に特化しているだけあって、やっぱり9割が小児科医。

うちの病院の小児科の先生も偶然受講しており、その先生とつい先日当直帯で2歳の化膿性骨髄炎の手術でいろいろお世話になったので、知っている人がいてかなりほっとしました。

メンバーは5人で小児科医2人、看護師一人、研修医一人、麻酔科医一人。その中に知り合いの先生も入っててかなり気が楽。

BLSのチェックはAと同じ。Bはインストですから、意地でがんばりましたよ。w

とっても寒い日で身も心もブルブルだったのですが、CPRしたらかなり暖かくなりました。

その後、スキルステーションでは骨髄針も触らせてもらい、実際に鶏もも肉に刺して遊び、じゃない練習しました。しかし結構コツがいりそう。ドラマERでは銃タイプのものがあり、ドスンと打ってハイ終わり、って感じだったなー。
実際の現場では研修医1年目のときに3歳児のCPAで小児科の先生がやっていましたっけ。10年以上前のことですが。。。

その後、ケースシナリオ。
呼吸、心臓、ショックと2症例ずつ勉強していきます。
PALSはACLSと違い、「心停止に至る前に行動する」というところが大きなポイント。
Aは「心臓止まってから(とくにVf)のときの最初の行動を速やかにする」がポイントでしたが、これだけでかなり違います。
でも、Aを最近受けなおしておいてよかったです。それでもエピネフリンのタイミングとかのイマイチでやっぱり復習しないと行動できないものだなーーーと実感。

Pの特徴である『評価』は小児科医じゃない私、特に意識のある患者さんはちょっとーな麻酔科医である私にはドキドキだったのですが、Pのコースではインストのデモがあり、とてもわかりやすかったです。

チームメンバーはおとなしめでしたが、とてもみんな感じのよい人たちで、最後はお互いをカバーし合いながらなかなかよい感じで蘇生することができました。よかったよかった。
やっぱりインストのfacilitationがよかったと思います。

中にはちょっと厳しめというか、「これで本当にいいの?」って聞いてくるタイプのインストがいてびびったりもしましたが、結果的に一番教育的だったかなと思います。

今回とってもびっくりだったのは、大学の部活の先輩が受講していたのと、大学で働いていたころ、若手小児科医として心臓班を回っていた小児科の後輩がインストをしていて、二人とも少しも変わっておらず、ちょっとした同門会的な感じを醸し出していました。インストの後輩とは大学で結構何度も小児の心臓手術の時に顔を合わせ、緊急とかも多くて、二人でげんなりしたり、励まし合ったりしたのを思い出しました。


世間は狭いです。人のご縁は大切にしないとと思った次第です。

PALS、AやBもそうですが、本当にインストの熱い気持ちの伝わってくる、よい講習会でした。受講してよかったです!!
テスト結果はまだ来てないんだけどね。。。w

印象的だったのは、PALSの最後に「子供を失うこととむきあう」というビデオが流されて、どうしても子供を蘇生できなかったときに、どう家族に伝えるか、などもおしえられました。(イケテナイ例があまりにもいけてなくて、思わず笑っちゃう感じでしたが・・・)

最後に実際に子供を不幸にして失ってしまった患者さんの声が流されます。
その中の一番最後に

「私たちもつらいけれど、あなたたちもつらかったはず。私たちのケアが終わったら、あなたたち自身のケアをしてください。きっととても傷ついているはずですから」

というセリフが流れたときには、思わずウルウル来ちゃいました。


私が研修医のとき、とある救急で有名な病院にいたおのですが、さっきも書いたけれど、3歳児のCPAが来て、蘇生できなかったことを思い出しました。1時間近くCPRをして、最後にお父さんを部屋に入れ、
「残念ながら、考え付くあらゆる手段を尽くしましたが、もうお嬢さんの心臓は動いていません。」と上司がお話しすると、お父さんは
「やめないでください!!!なんとかしてください!お願いします!!!!おねがいしますううう」と泣きながらおっしゃって、
私たちが心マの手をやめて心電図がフラットになると、
「やめないで!ほら!動いているじゃないですか、ほら!」と自分の手で胸を押していました。。。。

その時涙をこらえるのに必死でした。


その後、しばらくして、私自身が立ち直れなくなってしまったのですが・・・


そのことを思い出しました。


あのころ、PALSなんてものを知っていたら、私だけが無力感にさいなまれているのではない、やるべきことはなんだったか、ということを教えてもらえたのに。。。。

ふとそんなことも考えました。


疲れたけれどとても有意義な二日間でありました。
by runa123 | 2010-01-19 03:26 | お仕事


女性麻酔科医るなの日々思うことなど・・・


by runa123

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