<   2008年 11月 ( 8 )   > この月の画像一覧

抗生物質

私の咳がひどいのと、娘の咳もかなり長びいている(かれこれ3週間・・・)なので今週もまた、小児科を受診した。

私のオフ日の木曜日はかかりつけのS小児科が休診日でとても困っていたのだけれど、S小児科で働いていたM先生が開業されて木曜日もあいているので今月はずっとM先生に診てもらっている。

M先生は40代の女医さん。まだ開業したてなせいか、それほど混んでもなくて予約もとりやすいし、先生もゆっくり話を聞いてくれる。ありがたや。

診察してもらい、娘は肺の音はきれいだから大丈夫、ということで風邪薬。
私は肺の音はOKだけど、咳が長いのでマイコプラズマも想定して抗生剤を出しましょう、と。娘もそちらからうつってる可能性もあるから一応抗生剤も出しておくね。と。

抗生物質にについては、今までかかりつけにしてたS先生(地元じゃちょっと有名な小児科のDr)が「風邪には出しません」と宣言。地域のママ友にはちょっとした話題となっていた。ママ友の間では「耳鼻科行けばたくさん出るけどね・・・」なんて。

私も医者のはしくれなので、ウィルス感染症に抗生剤がきかないのは当然わかっているけど、こうも長くなってくるとちょっと気をもんでしまったりする。(今までが元気すぎたのかもしれないけど。)

というわけでM先生に抗生物質について聞いてみた。
先生はパンフレットを提示しつつ、きちんと説明してくれた。

「こどもの感染症の多くはウィルス性で抗生物質を飲まなくても自然に治る。抗生物質を『念のため』と言って処方することで耐性菌が増えて、よけいに中耳炎などは治りにくくなっている。外来小児科学会では不要な抗生物質を使用しないようにしよう、という取り組みがされてる。一番恐ろしいのは細菌による化膿性髄膜炎で、これが耐性菌によるものだと抗生物質が効かないので大変困る。中耳炎も最近諸外国では抗生物質を使用せずに治療するという方向になってきてる。これもまた、耐性菌を減らすための取り組みである。」

なるほどーーー。

漠然と、「風邪には抗生物質は効かないから出さないのねー。」なんて思っていたけど、納得。

麻酔科は集中治療をされる先生は別ですが、抗生物質にはあまり詳しくないので(私だけかもしれないが・・・汗)、せめて抗生物質のチョイスがあってるのか間違ってるのかがわかる程度には勉強しないとなー、と大反省したのでした。

夫いわく、病院でも近頃の研修医は感染症治療について経験的な処方ではなく、EBMにのっとった治療をしよう、と勉強会などを開いているそうで。

以前東京の勉強会で神戸大の岩田健太郎先生のレクチャーを聴いて勉強しようと買っておいた本、読んでみるかな。(←読めよ、ぢぶん。)
by runa123 | 2008-11-28 05:22 | 子育て

ゴーンさんのような上司に会いたい


ゴーン道場 (朝日新書 143)
カルロス・ゴーン / / 朝日新聞出版
ISBN : 4022732431
スコア選択: ※※※※※


まずプロローグで一発「『自分の存在が他者に変化をもたらす』ということがモチベーションの源になる。」にやられました。

ああ、つまらない、やる気でねーって思うとき、それは「これって私じゃなくってもいいんじゃん?誰だって同じじゃん?」って思うとき・・・・自分が価値のある存在だと思うこと、それが重要。

この本は「人を育てる」を軸に部下育て、新人育て、女性社員育て、ビジネスのプロ育て、国際人育て、リーダー育てから果ては子ども育て、家族育てまでに至るゴーンさんの独特の、そしてクリアカットな視点から語られています。

一番ぐっときたのはやはり「女性社員育て」の章。
「10年後、20年後に女性が成功するには何が必要か?」と問われて、
「女性はいろいろな「もやもや」を抱えてる。いつまで仕事を続けるのか、育児をしながらもプロフェッショナルでいられるか。まずこの「もやもや」を解決しないとならない。一つ一つの疑問を具体的に解決し、それぞれの局面で選択しなければならない。」

この「選択」が大事で、もやもやのままにしてはイカン、とゴーンさんはおっしゃっている。

たしかに。

女性のほうが結婚、出産、育児、介護などなど選択肢が多い分、その時その時で目標を明確にしていかないと時間とチャンスを無駄にしてしまう・・・なるほどなあ。

他にも「リーダーシップとは、他の人の備えもつ可能性を開放してあげる能力です。」など、日本中のお偉いさんに聞いてもらいたい珠玉の言葉が満載。

こんな上司に巡り合いたいなあ。
by runa123 | 2008-11-25 01:31 | 最近読んだ本

目下の悩み

今私は卒後11年目です。
麻酔科医として働いていた年数はおそらく6年くらい。
専門医は持っています。(もちろん標榜医も。笑)
学位も一応持ってます。
留学も一応経験あります。

でも・・・・

臨床麻酔科医として「売り」がありません・・・・
つまりはサブスペシャリティーですね。

集中治療、救急医療、心臓麻酔、小児麻酔、産科麻酔、緩和医療、ペインクリニック・・・・・

夫に「君はこれから何がやりたいの?どうしたいの?」と聞かれ言葉に詰まる自分・・・・

今は週4日非常勤医師として麻酔をかけています。
産休を含めて約2年近いブランク(院生の2年間は週1バイトのみでした。)ののち、臨床に戻って思ったことは。


「ああやっぱり、私、『麻酔』が好きだなあ。」ということ。

覚醒時にバイタルも落ち着いていて、痛みもなくて、吐き気もなくて、患者さんが退室されるときは患者さんに「ありがとう」って言いたいくらいです。
そんな麻酔ばかりじゃないのがつらいところだけど・・・


こうやってあまりリスクの高くない一般外科の手術の麻酔を手掛けていく、ということだって、意味があることだとは思う。
大学で研修医の教育をすることだって。。。

だけど。

臨床の分野で何か得意分野を持ちたい。自分が特に好きで一生そのことを考えたり追及したりできる分野を。。。そのためには自分が臨床でもう一段階スキルアップしたい。。。。

それがこのところずっと心の中を占めています。
そのためにはやっぱり経験が必要でしょう。。

だけど。

私は一麻酔科医であると同時に、2歳児の母であり、外科医の妻でもある。
まあ、夫はほっておいても困らないけど、2歳児は・・・・
他人の手を借りるのにも限度があるし、最近娘は40度を超える熱発をしてウンウンうなっていたのだけど、その娘を他人に預けて自分は仕事にいけるだろうか?

そしてそんな私を「雇ってなおかつ教育してくれる」病院があるだろうか???
もちろん家庭のある身としては地理的制限も加わってくるし・・・

私が受け入れ側のボスなら「子持ち30代後半女医」と「独身20代後半男性医師」じゃ、あきらかに後者のほうがいい、って思うだろうな・・・・

そんなネガティブ思考にはまってみたりしている。

「そんな程度のやる気じゃだめだ」というご意見もごもっとも。

さて。どうすべきか。答えはでない。
なにかアドバイスあれば、ぜひ。
by runa123 | 2008-11-24 22:22 | About me

タイムリー?

NT woman wakes during surgery but is paralysed and unable to scream | The Australian

yamorimo先生もブログに書いておられましたが、臨床麻酔学会で映画Awakeが上映されるようですね!!

私もその日は参加予定なのでぜひ見たい!
だけど、きっとそれ目当ての人、かなりいるのではないでしょうか?
見られるかしら??

久しぶりに遠くの学会に行きます。発表がないのが残念ですけど。

そんなおり、オーストラリアで術中覚醒で病院を訴える!!という記事が↑
タイムリー?

下に日本語訳を。GIGAZINEより


今回、手術中に目を覚ましてしまったのはレベッカ・ジョーンズさん(24歳)。彼女はAlice Springs病院で胆のう摘出手術を受けることになったのですが、手術の最中に意識が戻ってしまったそうです。意識が戻った時、彼女は手術が終わって医者が起こしてくれたのだろうと思ったそうですが、実は手術の真っ最中であったことを確認。レベッカさんはパニック状態になったそうです。

彼女はマヒしていたため体を動かすことができず、助けを求めることができなかったとのこと。しかし聴覚などは残っていたため、オペ室でどのような会話がなされているのか分かっていたそうです。また、痛みを感じたのかは定かではないのですが、おなかを切られる感覚もあったようです。

彼女は意識があることを伝えようとして必死だったとのこと。何とか手を動かすことができ、医者はそれを気付いたそうですが、手術はそのまま続行されたそうです。

これがレベッカさん。
(写真は略)

今回の件に対し院長であるヴィッキ・テーラー氏はコメントを拒否。しかし、レベッカさんが手術中に目を覚ましていた事は認めているそうです。レベッカさんは法的措置を考えており、現在話し合いが進められているとのこと。

by runa123 | 2008-11-19 22:47 | お仕事

新しいパソコンが来ました

4年前に購入したエプソンのノートパソコンがついにお陀仏になったので、新しいパソコンを購入しました。

夫はレッツノートを使用していて軽くて非常にスタイリッシュで心惹かれたのですが、結局サポートの手厚さと納期の早さで今度もエプソンダイレクトでの購入となりました。

そして本日我が家にいらっしゃたのはこの子NA801です!

はじめてのVistaでなかなかなれませんが無事ネットにもつながりブログのアップもできました。
最近は仕事での使用がめっきり減り、ちょいとさびしい感じですが、これから頑張ろう!なんちゃって・・・・
もっぱらメール、インターネット、写真の整理、動画で遊ぶ・・・ってなもんですが。

この子の名前を決めました。
名づけて「やおいちゃん」

だって・・・NA801、なんだもの。

やおいちゃん、末永くよろしくお願いします。
by runa123 | 2008-11-12 01:05 | About me

素敵

以前友人から中学生の合唱コンクールの課題曲になっていると聞いて、
なかなかいい選曲だなあと思いました。

youtubeがアップできるのでついつい好きな歌を検索してしまうこのごろです。


歌詞はこちら。

by runa123 | 2008-11-03 09:30 | 好きな音楽

チームバチスタ再び

「チームバチスタの栄光」~納得いきません・・・・

自己トラバです。

本がバカ売れしてたときも、映画化で話題になったときも、「ちっ!麻酔科医を悪者にしやがって・・・」とかすねていた私ですが。

今回のドラマ化もかなーり警戒しておりました。(何を?)

ですが、今回は「犯人は原作と違う」と聞き、さらには、麻酔科医氷室をあの、イケメン
城田優さまが演じるということで、

見ることにしました。(結局はそれかい・・・)


しろたん、かっちょええ・・・・まあ、医療ドラマ的には突っ込みどころは満載ではありますが、
しろたんがやってるならいいか。爆

ま、麻酔科医はオペ室の奴隷、っていう笑えない台詞もあったし。
麻酔科って大変ですね、としろたんの名演技!?に麻酔科の仕事への理解もアップするかも?

でもね、でもね、バチスタを大掛かりに宣伝してやるような大学病院に常勤麻酔科医5人って・・・あ、これも笑えない?

ちなみに、麻酔科医に鑷子投げつけるような外科医はいないことを心から祈ってます。

ああ、しろたん、犯人じゃありませんように。
by runa123 | 2008-11-02 17:16 | 最近見たテレビ

竹内まりや

Expressions (初回限定盤)
竹内まりや / / Warner Music Japan =music=
ISBN : B001DAIMYC
スコア選択: ※※※※※

3枚組みで大変お得。

それにしてもこのお方、全然変わらないね・・・

この中で一番いいな、と思ったのはこれ。


by runa123 | 2008-11-02 02:12 | 好きな音楽


女性麻酔科医るなの日々思うことなど・・・


by runa123

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

解析

Amazon

カテゴリ

全体
About me
お仕事
映画
最近読んだ本
好きな音楽
最近見たテレビ
気になるニュース
おすすめグルメ♪
ヘルスケア
おすすめブログ
子育て
文化的体験
欲しいもの
ダイエット
サポートメール
twitter
未分類

以前の記事

2013年 03月
2013年 01月
2012年 12月
more...

お気に入りブログ

内科開業医のお勉強日記
つれづれ叫び
救急医療って難しい…。2...
Rosslyn Papers
雪だるまのつれづれ・・・
生きるすべ IKIRU-...
qq14
テノリ外科医
(旧)とりあえず俺と踊ろう
ブラックジャックとほりぞん
麻酔科医さぬちゃんの倉庫...
心臓外科医のひとりごと
電脳麻酔ブログ
東可児第13同盟
水草のりこのラフスケッチ
わかて(?)麻酔科医の日記
ある行政機関で働く集中治...
Ricetta d'Or...
不不惑
KOTARO(の妹)が行...
team nakagawa

最新のトラックバック

今年を振り返って
from るなのひとりごと
今年の総括
from るなのひとりごと
今年の総括と来年へ向けて
from るなのひとりごと
もうすぐ専門医試験ですね
from るなのひとりごと
帝王切開時の抗生剤投与の..
from るなのひとりごと
帝王切開時の抗生剤投与の..
from るなのひとりごと
大切な意見
from るなのひとりごと
やったね!カー娘。
from るなのひとりごと
男子ハーフパイプ
from るなのひとりごと
ミシンデビュー
from るなのひとりごと

検索

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

健康・医療
子育て

画像一覧