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そうでしょうか・・・

独りよがり麻酔症候群|プロ麻酔科医
一本筋の通った「プロ麻酔科医」先生のブログは楽しみに拝見させていただいてます。


私もたくさんの若い同僚と働いています。最近はオーベン業ばかりで自分でなかなか麻酔させてもらえないのがさみいしなあ・・

麻酔科後期研修医と呼ばれる彼らは全部で5名(3年目が3人、4年目が2人)、さらに常勤となった5年目が2人。
私はそのいずれもとペアを組んで麻酔をしますが、彼らと組む場合、基本的に彼らのプランをよく聞いて、自分の意見も合わせてディスカッションして麻酔プランを立てます。私のスタイルを押しつけることはしないようにしています。(間違ってることは訂正するけどね。)
そういう風にすると「自分のいない間にやってほしくないことをやられた」という経験はあまりしません。(というか「やってほしくない」と思わないからかもしれないけど。)

私はプロ麻酔科医先生ほど信念のある麻酔科医じゃないのかもしれません。
でも何かあったら責任はオーベンである自分にあると思っています。だからこそ、自分も彼らがこそこそ麻酔を変更したりしないようにオープンな関係を心がけています。

プロ麻酔科医先生は
>鬼ほども恐ろしい指導医であったり,指導医を強くリスペクとしている研修医では見られない症状であある。
どちらかというと後者の関係は健全だし,美しい。
と書かれていますが、私は「○○先生方式」とか言って勉強もしないでうわべだけをまねるような若い先生は好きではありません。指導医を強くリスペクトして、そうなりたいと思って一生懸命勉強している子は大好きですが。


オーベンによって「○○先生はこういうのが嫌いだから・・・」とかいって必要以上に自分の麻酔を変え、挙句の果てに「どうしてこういうふうにしたの?」と聞いたら「○○先生が言ったからです」というのは明らかに責任放棄。自分がファーストで麻酔をするのならば自分の麻酔にもっと責任を持ちなさい、と思います。


こんな風に思いましたが、5年目に言い負かされている私がしょぼいオーベンなのかもしれません。勉強しなくては・・・
by runa123 | 2010-05-27 04:37 | お仕事

ヒトリジャナイヨ

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職場の同僚でとても優秀な若い女医さんがいます。ちょうど私より6つくらい下で一番麻酔科医として脂の乗ってきたころです。仕事熱心で術前術後もしっかり見るし、外来もこなす職場で一番の戦力といっても過言ではないでしょう。

ただ、その一方、常にハイリスク症例ばかり担当することになってしまい、可愛い彼女にも疲れの色が見えることがしばしば。当直回数もかなり多いし、体力的にも疲れがたまってきてるみたい・・・

先日もヘビーな症例があってその判断がよかったのか、と悩んでいました。
話を聞くと麻酔科医としてまったく正しい判断をしていて、彼女が悩む必要なんて全然ないと思いましたが、日々の疲れがたまって気持ちが落ち込んでいたのか、すごく気にしてしまっていました。
話を聞いて、「私も先生の立場だったら同じ判断をしたと思うし、間違ったことはしていないと思うよ」と伝えました。ちょっとほっとしていたようでした。

そんな彼女が今日またしても大変な緊急症例に当たっていて、一人でかなりがんばっていました。
私はラクチンオーベン(これまた優秀な若手くんのオーベンでしたので)だったので、彼女のヘルプに入って少しお手伝いをしていたのですが・・・

そんな彼女が「先生がいてくれて、私はとてもうれしいんです。」と言ってくれました。

「女性の先輩が職場にいなくてずっとさびしい思いをしていました。」と。

職場では果敢に重症例に立ち向かう彼女ですが、女性らしい一面も持ち合わせており、女性の先輩がいることでほっとすることもあったのでしょうね。
実力面で私が彼女を助けてあげることができる場面なんてそんなにないのだけど、気持ちの面で彼女の支えになることができたらうれしいなあと思います。

先を行ってくれる人がいるだけでほっとする、ということってあります。
一人で道を歩いているんじゃないと思うだけで。

そんな彼女の一言が「常勤、きつーーー」と泣き言行ってしまいそうなわたしの心にもエネルギーをくれました。ありがとう。一緒に頑張ろうね。
by runa123 | 2010-05-18 01:53 | お仕事

帝王切開時の抗生剤投与のタイミング

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大学勤務時代は全例手術執刀前投与でした。
今の施設に来て「児娩出後」となりちょっと驚いたものでした。

産科麻酔の勉強をしたときに、師匠に伺ったところ、
「確かに予防投与したほうが創傷感染は抑えられる。しかし、欧米では児がもしも感染していたときに抗生剤が入っていると起因菌が同定できないので避けられている」というお返事でした。

先日ASAからメールでAntibiotics for Cesarean Section: A Practice Survey‏のお知らせがあり、国外の会員でもいいのかな?と思いつつ参加してみました。

アメリカの流れも変わってきているのかな?

ところで、こういう会員全体あてのウェブ上のサーベイって便利そうですね。
そのうち日本麻酔科学会もやるようになるかしら??
by runa123 | 2010-05-03 06:57 | お仕事

ディア・ドクター(ネタバレ注意)

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ディア・ドクター [DVD]

バンダイビジュアル

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子供が病気なのでこのGWはよい天気なのにDVD三昧(しかも深夜に・・・)です。
鶴瓶初主演のディア・ドクター、見ました。(ネタバレ注意)

感想は・・・

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by runa123 | 2010-05-01 01:26 | 映画

大切な意見

その一言がありがたい

先のエントリーに独身女医さまから以下のような感想をいただきました。
私の病院では、ママさんが休むと徹夜当直明けがママさんフォローをしています。
ママさんの事情はわかってるつもりですが、いつもそのフォローをしてる身としては同じ給料ではやりきれない気分となっています。
いつかその立場になるかもしれないので、理解をもちたいのですが、
なかなか困難な状況です。
こんな考えではいけないと思いつつ、もやもやしています。
るなさんのブログはいつも楽しみにみさせていただいて励まされています。ママさん批判をしたいわけではありません。

ただ独身は毎日遅くまで働いて当直も月8回ほど、ママさんは17時までで、当直なし、急な休みOKでは私たちの気力がおとろえます。
いつかママさんへの理解がもてる日がくるといいと思います。


大変正直に書きにくいことを書いてくださったと思います。ありがたいコメントです。

私は先のエントリを書きながら「わたしは休めてラッキーだけど、その穴を埋めている人がいることを忘れたらいけない」と思いました。

本当はママ女医さんだけでなく、男性も独身の先生もみんな自分の体調不良や家族の都合でお休みが取れる体制であるべきです。

今医療の世界だけでなく社会全体で「女性の職場復帰支援」などといわれていますが、ママさんだけがトクをするような制度では結局職場の空気がおかしなことになり、良い効果は生まれない気がします。

コメントをくれた独身女医さまのような医局は少なくないと思います。
私もかつて長いこと独身女医さまと同じ立場でしたし、子なし時代は独身同様に働いていました。そのときにはまだママ女医さんは少数派でしたのでカバーするのも苦労はあまりありませんでしたが、独身女医さまの「納得いかない」気持ちはわかります。
職場の雰囲気が一番悪くなるのは「不平等感」だと思っています。

ちゃんと働いている人が評価されてこそ、労働意欲がわくというものです。

今の職場では昨年まではママ女医さんたちは全員非常勤医員でした。9時ー17時で働く代わりに休めばもちろん収入は減ります。時間外も賞与もなし。(週3日以上の勤務で福利厚生はつきます)
ですので、常勤の先生たちは17時近くなるときちんと交代に来てくれました。

それはママ女医だけに限らず、他の非常勤医師に対しても同じようによっぽど忙しくない限り交代していました。

常勤はそれに比して時間外がつきますし、有給休暇もボーナスもあります。
その点で差別化されていたと思います。

また、私の病院では当直は月4回ありますが、当直明けは休みがもらえます。また休日の日当直に対して週休日がもらえます。若い先生たちは週休日に休日出勤したという形で付加的収入を得ています。私のように休みでもらいたい場合は今は人手がたりているので休みでいただいています。
この制度も画期的だと思います。

ママ女医さんに手厚くしたり、当直明けを休みにしたりするのは十分な人手があってこそだと思いますが、全体の労働条件をよくするように雇用側の努力も必要だなと思っています。(時間外や休日出勤のペイを高くすればそこをカバーしている先生たちの不満も改善されるのではないかと思います。)

私は大した苦労もせず、恵まれた職場にいさせてもらっていますが、子供が熱を出して入院しているのに「自分は元気なんでしょ。人がいないから働いて」と言われ、本気で仕事を辞めようかと考えているママ女医の友達もいます。また、ママ女医さんたちが「休むのは当然の権利でしょ」という態度でフォローしている先生にまったく感謝していないと憤っている友人もいます。こういう負の感情が重なって、職場から有能な(女性)医師が去っていくようになったら本当に損失だと思います。

自分がブログを通して「こういう素敵な職場もあるよ」と発信していくことで病院の雇用側や管理職クラスの先生たちが「こういう職場にしたいな」と思ってもらって、苦労している先生たちが一人でも減るといいなと思います。

そしていつか私も必ず後輩に「無理しなくていいよ。ここは私がカバーするから」と言ってあげなくては、と思います。
pay forwardの精神で!
by runa123 | 2010-05-01 00:13 | お仕事


女性麻酔科医るなの日々思うことなど・・・


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