産科麻酔学会2012

夏からほったらかし・・・すみません<(_ _)>
気づけば12月になってしまっておりました。
12月と言えば・・・産科麻酔学会です!!!
12月8日・9日大宮で開催された学会に参加してきました。
直前にやっとポスターが出来上がったというすべてがぎりぎりな私。
子供二人をパパに押し付けて出発。
受け付けに行くとなぜか写真を撮られた・・・よくよく聞くと森嶋久代先生が叙勲を受けられたとか!
お祝いメッセージを書かせていただきました。素晴らしいです。
ポスター会場へはなぜか外を回るように指示され寒いよーと思いながら到着。いろんな方にお手伝いしていただきなんとか貼り付ける。やっぱり1枚ものにしたので張りやすい。でもぐるっと見渡すと1枚ずつ印刷されてる方も。中にはなんと、裏紙(論文が裏に印刷されてた!!!)のつわものも発見しビックリ。マイミクさんは「麻酔科じゃないところだと結構あるよ」とのこと。ううむ。そうなのか・・・
会場に入り青山先生の集中治療についての講義の後半部分を拝聴。最初から聞きたかった・・・
池田先生の妊産婦死亡のお話も。うちの病院でも母体安全の手引きをメール送信しましたが、全部読むのは大変って言われちゃいました。とほほ。
ランチョンの丹羽先生のACHDのお話はとてもよかったです。ランチョンなんて申し訳ないくらいです。もっとお話しがききたかったなあ・・・
森嶋先生の記念講演はスライド送りのお仕事をお引き受けしました。おかげでランチョン後の眠気にも邪魔されずじっくりお話を聞くことができました。梅ちゃん先生と同じ?東邦の女子医専をご卒業され東大の外科に入局、その後麻酔科医となられた先生。その時代の女性医師の人数を考えると並はずれた能力の持ち主だったに違いありません。たぐいまれな情熱と行動力、強い精神力でその後アメリカに渡られた先生。さまざまな苦難にもめげず研究生活を進められた先生は本当に叙勲に値する素晴らしい活動をされたとおもいます。
最後のほうで今後の若い医師・研究者へのメッセージで「抄録数が論文数を超えないようにしていた」というエピソードを語られたときには会場からどっとどよめきが起きました。みんな痛いところを突かれた模様。私もです。
Calvalho先生のご講演は同時通訳機を外してもよく聞き取れるクリアな英語で子宮収縮薬の使い方についてお話しされていました。日本では発売されていないcarbetosinが気になりました。
メチルエルゴメトリンについてあんまり悪く言ってなかったのは意外でした。
この日、宣伝の甲斐あってうちの産婦人科医も来てくれていてほんとうれしかったです。
ポスターセッションはすっごく不安でしたがとても和気藹藹というか、もともとの産科麻酔学会らしい活発な発言があって楽しかったです!!!私はしょぼいなあと自分の発表に自信がなかったのだけど、たまたま見てくれた先生にいろいろ質問してもらって「勉強になりました!」と言ってもらってうれしかったです。
コメントでは池田先生やほかの施設の先天性心疾患を沢山診てる先生方にいろいろアドバイスをいただけて発表させてもらってさらに勉強させてもらったという感じでとてもお得な気持ちでした。発表して本当によかったー。来る前は睡眠時間がどんどん減ってつらかったけどほんと報われました。
夜の懇親会は予想を上回る人数だったようで食べ物があっという間になくなってました。(^_^;)
たぶん学会運営してたスタッフさんたちは全然食べられなかったでしょう・・・お疲れ様でした。
尊敬する照井先生は素敵な和装でいらっしゃって一緒にお写真までとらせていただきました。来年の学会までお守りにさせていただきます。
夜はマイミクさんとなぜか大御所さんたちと二次会へ。
最近とんと「若いねー」と言われなくなったのに、昭和50年代ご卒業の先生方を前に久々に「若手」な気分を満喫したのでした。。。
2日目は硬膜外無痛分娩に批判的?な先生&助産師さんのセッションでいろいろ突っ込みたい感じでしたが、基本的に「出産は素晴らしいもの。それにかかわる人が心を込めてケアすることが大事」という点ではみんな気持ちは一緒と思いました。
私も自然分娩、無痛分娩両方経験して、結果的にどちらもお産って素晴らしいと思いました。そして子育てする中で実はお産はほんの通過点に過ぎないと私は思っています。
その一ポイントで子供のその後の成長すべてが左右されるような物言いには違和感を感じます。
どんなお産であっても、母児ともに無事であれば、自然であっても無痛であっても帝切であってもよいのではないでしょうか・・・と思います。
いろいろ考えさせられました。
午後は楽しみにしていた分娩シュミレータ―のワークショップ。同じ病院の産科の先生と手術室の看護師さんと一緒に参加しました。とても楽しかったし勉強になりました。
いいチームワークでしたね、とほめていただきました。
私はなによりこんなマニアな学会にうちの病院の産科の先生が来てくれてほんとうれしかったです。
今後はこのワークショップをうちの病院でやりたいという夢をもって頑張ろうと思います。
1年で一番楽しみにしてた学会で、出産後の復帰を経ていろいろつらいこともあったけど、とってもエネルギーをもらいました。来年も頑張ります!
そして・・・子供二人を週末見ていてくれたパパ、本当にありがとうございました。ぜひ、来年もヨロシクお願いします(^_^)
by runa123
| 2012-12-20 14:25
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by runa123
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